「まずは自分を表現しよう!」1.人が自分を素直に表現できなくなる理由
パワーボイスセミナー 第83回
「まずは自分を表現しよう!」
~ 声が出ない、歌えない、何をしていいのか分からない? ~
今年からワークショップ形式にかたちを変えて時間を延長し、
また参加人数を絞らせていただいて、
内容をさらに深いものにさせていただきました。
今回その第1弾は、「声を出すなら根っこから!」
高い声を出したいのに声が出ない、歌いたいのに思うように歌えない!
どうしてでしょうか?
みんな人は心の底には大きなエネルギーを持っているのに、
これを外に出すのがとっても苦手です。
これを上手に外に出すこと、コミュニケーション能力を高めることで
いろんなパフォーマンスが楽になります。
そのために「まずは自分を表現する」。
まずはここ、つまり自分の心から始めさせていただきます。
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今回のこの第83回、「まずは自分を表現しよう!」ってありますけれども
やっぱり歌を歌ったり、声を出すっていうのは、『見てね!』『わたしを見てね!』
『わたしが歌うよ』『わたしが問いかけるよ』『何か喋るよ』っていうように、
自分自身を表現することだと思います。
ですので、まずはここからスタートするのがいいと思いました。
まずは自分を表現しよう。
大人になってしまうと日常で大声を出すという事はほとんどないことと思います。
もちろん、大声を出さないと自分を表現できないという事はないのですが、それでも
大声コンテストなどというものがあるほどに、人が普段は大声を出すことがない!
ということが当たり前の現代になっています。
ふだん「こんにちは!」って挨拶するときも「あ!こんにちは!!!」
なんて言いませんよね? ふつう。
こんなんいうたら、ちょっとあの人イってるなと、いうふうにしか思われへんと思うん
ですけれども、そんなにデカい声を出すことはないけれども、でももうちょっと大きな
声ではきはき喋りたいな、とか、歌いたいなと思ってる人はいっぱいいはるわけです。
みなさんも今日はいろんな思いでここにお越しいただいたと思うんですね。
で、そのいろんな思いでお越しいただいたんですけれども、やっぱりこういうところに
来るということは、わたしすごく上手に喋れるんです!、すっごく自信があります!
という方はさすがにたぶん、いらっしゃらないだろうと思います。
そこまでの人だったらわざわざこんなとこまで来いへんでもかまへんがな、
ということになっちゃうわけですね。
ところが、やっぱりどんなに立派な歌手、わたしの患者さんでも名前を言ったら誰でも
ご存知のような歌手や俳優さんの方が大勢の方がいらっしゃいますが、意外とそういう
有名な歌手や俳優、喜劇役者さん、いわゆる芸人といわれる人たちとも少し話してみると
意外とみんなシャイで、ちょっとなんかっていうと「う~ん、、、」と悩むときには
すごく悩んじゃってる、という人たちが多いのがほんとのところなんですね。
それで、たまたまわたしは性格に問題があるのかどうかわかりませんけれども、
あんまり人前に出てあがるってことがないんですね。
わたしはどっかネジがはずれてるんだと思うんですけれども、こう臆せずに自分をバーン!
と出せてたつもり? の人間だったんで、いつも自分だったら、、、なんて考えてたんです
けれども、実はこれがまた、自分自身で今日のこのメソッドやってみましたら、
え!! って。
わたしも意外とみんなとおなじでシャイやってん。
というふうに思える一面、自分の一面なんかが見えたりして、よけいにうれしくなった、
というのがあったので、この新しいパワーボイス、2019年の1回めのパワーボイスは、
ここからはじめよう、ということになりました。
で、まあ早い話が、みんなラクにすとん!と声が出したい、
声が思うように出せてコントロールできたら歌なんかすごく上手に歌えちゃうし、
セリフも立て板に水の如しじゃないけれども、ほんとに喋りやすくなる。
ところがね、立て板に水の如し、っていうたって、
「じゅげむじゅげむ、ごこうのすりきれ」じゃないけれども、
ダーッと喋っていたらそれでええのんかといったらちゃいますやん?
やはり、自分が喋りたいことを喋るときに、自分の気持ち、心いうのが乗って
相手に届かへんかったら、コミュニケーションになりませんもの。
だから、それをきっちりさせるためにはどうしたらいのか。
だけど、そこには『何かがジャマをする』ということがあるんですね。
じゃ、いったい何がジャマしてるのか?
それを先に軽くお話しいたしますね。
人間ってね、人前で話しをしたり、歌ったりするときに、もうとにかく人前に出たら、
うわあ~! はじめましてー! もう歌いたいわあー 君のためにー♪
なんていうのは、なかなかないです wwww
ほんとに。やっぱりわたし、ネジ2本はずれてますか?
では、そうやれないのは何故なのか、というとやはり特に日本人はそうなのですけれども
人前に出て何かをするときに、だいじょうぶかな・・・? と
人目を気にするいうことがけっこうあります、これは。
だって恥の文化で有名な日本人ですから。
これはたぶん、世界でも日本人がいちばん持ってるかもしれない。
じゃあこれ、日本やからこうなんで、イギリス人とかアメリカ人になれば、
ヨーロッパ人になればぜんぜん平気でみんなガンガンかっこいいバンドで歌って
自分を前に出せるのか、というと、確かにそういう人たちもいます。
でも、外国人の人たちがぜんぜん恥ずかしい気持ちを持ちあわせていないのかと
いったら、そんなことはありません。
彼らだって、あんまり変なこと言ったらたたかれるな、怒られるよな、仲間外れに
されるよな、といったような気持ちは持ってるんです。
ただ日本人とはその度合いが違いますけどね。
じゃあ、なんで日本は特にそうなっちゃったのか、というと、これはもうほんとに
DNA的に日本人はそういう繊細な気持ち、心を持っているというのもあるんですけれども、
やっぱりお父さんお母さん、学校の先生なんかから
「おまえ、そんなこというてたら恥ずかしい思いすんで」
てなことをいろんな人にたくさん言われちゃってたから、という
『洗脳』っていうのがまずひとつあります。
これいちばんデカいと思います。
で、その次にどういうことがあるのかなあっていうとですね、
間違っちゃったらイヤやな、もし間違えたらどうしよう、って、
また人にバカにされるんちゃうかなあ、なんか後で「あれってなんやねん!」
とかって、文句言われへんかなあ、とか。
そういうようなことがあると、それってイコール恥かくのイヤやな。
になっちゃうわけですね。
それから、もうひとつ。
「こんにちは! はじめまして。来てくださってありがとうございます」って
こんなふうにお話しします。
そうやってお話しするねんけど、それって誰かとつながるためです。
つながるためにいうてんのにむっちゃ嫌そうに「こんにちは! 来たん! ああ、、、
しんどいのにね。ありがと。はい」とかってやってたら
「なに?この人!」ってことになりますね。
言ったがために返って腹立つ。
変なこと言っちゃう、っていうのはよくないんやけど、
でも人って何か喋るいうのは、やっぱり人とつながりたいから。
なんでつながりたいかなんですよね。
えーと、人間の本能って、どんなのがあります?
・・・たとえば食欲。
毎日わたしたち、ワンちゃんみたいにドッグフードみたいなおんなじもの食べてたら
いいかっていったら、違うんですね。
人間ってやっぱりけっこうすぐに飽きるから、いろんなもの食べる。
それから性欲にしても、これまた人間ってのは高度な動物なんですね。
いっつもおんなじところでSEXしてるとけっこう飽きちゃったり、、、
ってこともやっぱりあるんですよ。不思議と。
だけれど、その2つの、けっこう根本的な欲求以上に大きいといわれているのに
『集団欲』というのがあります。
いまみなさんが認証されたい愛されたいとか、認められたい、とおっしゃいました
けれども、なんでかというとそのベースには「1人だとさみしい!」ってのがあるねん。
そんなことない?
ほんまにわたし1人や! 誰もおらへん。「おーい!」みたいな www
返ってくるのは木霊だけ、みたいなのは、もうやってられませんやん。
そういうふうに人間は、誰かとくっつきたい一緒にいたいという、集団欲があるので、
それが結局はこういう社会をつくり、文明を創ってきたわけなんです。
じゃあ、その集団欲をつくるベースになったのは何か、というと、
言葉です。声です。
コミュニケーション能力なんです。
表現能力なんです。
これを身につけへんとぜったい集団欲いうのが満たされへんねん。
じゃあ、その集団欲いうのがあるから一生懸命こうやって喋って、
みんなとくっつきたいと思うんやけど、
その半面、みんなとくっつきたい中で自分ひとりだけ目立ったらこわい、
なんかアホなこというたら恥ずかしい、というのがあったり。
だから、ほんとは集団でいたいのに、他人と違うことやると「いや!」って
言われるんとちゃうかということで、それであんまり表現しなくなる、、、
というのもあります。
そして最後は、過去の経験、自分が ミスしたこと失敗したことによってトラウマが
できる、心に傷ができる、それが嫌だからこれ以上、喋らんとこう、言わんとこう、
ってな、そんなことですよねえ。
ここらへんが大体おおまかな、人間があんまり表現しなくなることの
大きな5つの理由だといわれています。
やっぱりみなさんいろいろな経験をしてこられたと思います。
だけれどもその経験によって自分がずーっと縮こまってばかりやったら、
これ前に進みません。
進まれへんし、また、みなさんの生徒さんとか、お子さん、旦那さん、パートナー、
友達、いろんな人から言葉や表現を引きだせない。
じゃ、自分も表現するけれども、ほかの人からも表現いただこうっていうようなことを
上手にできる方法はないのかしら?
それを考えて、今日はみなさんにやっていただこうと思います。
今日はレジュメもお渡ししてますけど、白い紙もお渡ししています。
この白い紙に書いてほしいんですね。
何を書くのか。名前を。
でも自分の名前じゃないんです。
これがポイント。
今日は男性がわたし含めて2人。
女性は女性らしい名前を書いてもいいし、でも、いや、ぼくは実は女性なんだけれども
いまはちょっと男っぽく表現したいからって、宝塚ファンの人は男の人の名前を書いて
くださってもいいです。
だけどできるだけいまは自分の人生からあんまりかけ離れた雰囲気を呈する名前を
書いてほしくないので、例えばもし山田花子さんていう人がいらしたとしたら、
川田花子さんにしてくださってもいいんですけれども、ま、ほんとにパッと直観で
思いつく名前でいいので書いてください。
わたしは松永なんで、ここでもちゃんと顔をさらして松永敦でやってますからわたしは
松永敦なんですけれども、ちょっとわたしも違う名前でやってみたいかなと思います。
えーと、人間の本能って、どんなのがあります?
たとえば食欲。
毎日わたしたちワンちゃんみたいに、ドッグフードみたいなおんなじもの食べてたらいいかって
いったら、違うんですね。
人間はやっぱりけっこうすぐに飽きるから、いろんなもの食べる。
それから性欲にしても、これまた人間ってのは高度な動物なんですね。
いっつもおんなじところでSEXしてるとけっこう飽きちゃったり、ってこともやっぱりあるんですよ。
不思議と。
だけれど、その2つの、けっこう根本的な欲求以上に大きいといわれているのに『集団欲』という
のがあるんです。
いまみなさんが認証されたい愛されたいとか、認められたいとおっしゃいましたけれども、
なんでかというとそのベースには「1人だとさみしい!」ってのがあるねん。
そんなことない?
ほんまにわたし1人や! 誰もおらへん。「おーい!」みたいな www
返ってくるのは木霊だけ、みたいなのはやってられませんやん。
そういうふうに人間は、誰かとくっつきたい一緒にいたいという、集団欲があるので、それが
けっきょくはこういう社会をつくり、文明を創ってきたわけなんです。
じゃあ、その集団欲をつくるベースになったのは何か、というと、
言葉です。声です。
コミュニケーション能力なんです。
表現能力なんです。
これを身につけへんと、ぜったい集団欲いうのが満たされへん。
じゃあ、その集団欲いうのがあるから一生懸命こうやって喋ってみんなとくっつきたいと思うん
やけど、その半面、みんなとくっつきたい中で自分ひとりだけ目立ったらこわい、なんかアホなこと
いうたら恥ずかしい、というのがあったり。
だから、ほんとは集団でいたいのに、他人と違うことやると「いや!」って言われるんとちゃうか
ということで、それであんまり表現しなくなる、、、というのもあります。
そして最後は、過去の経験、自分が ミスしたこと失敗したことによってトラウマができる、
心に傷ができる、それが嫌だからこれ以上、喋らんとこう、言わんとこう、ってな
そんなことですよねえ。
ここらへんが大体おおまかな、人間があんまり表現しなくなることの大きな5つの理由だと
いわれています。
やっぱりみなさんいろいろな経験をしてこられたと思います。
だけれどもその経験によって自分がずーっと縮こまってばかりやったら、これ前に進みません。
進まれへんし、また、みなさんの生徒さんとか、お子さん、旦那さん、パートナー、友達
いろんな人から言葉や表現を引きだせない。
じゃ、自分も表現するけれども、ほかの人からも表現いただこうっていうようなことを
上手にできる方法はないのかしら。
それを考えて、今日はみなさんにやっていただこうと思います。
今日はレジュメもお渡ししてますけど、白い紙もお渡ししています。
この白い紙に書いてほしいんですね。
何を書くのか。名前を。
でも自分の名前じゃないんです。
これがポイント。
今日は男性がわたし含めて2人。
女性は女性らしい名前を書いてもいいし、でも、いや、ぼくは実は女性なんだけれども
いまはちょっと男っぽく表現したいからって、宝塚ファンの人は男の人の名前を書いて
くださってもいいです。
だけどできるだけいまは自分の人生からあんまりかけ離れた雰囲気を呈する名前を書いてほしく
ないので、例えばもし山田花子さんていう人がいらしたとしたら、川田花子さんにしてくださっても
いいんですけれども、ま、ほんとにパッと直観で思いつく名前でいいので書いてください。
わたしは松永なんで、ここでもちゃんと顔をさらして松永敦でやってますからわたしは松永敦なん
ですけれども、ちょっとわたしも違う名前を書いてやってみたいかなと思います。