自分の声を知る Part.2 腹筋を上手に使う
イタリア歌曲の歌い方に『ベルカント』という歌唱法があります。喉を下げて歌え、というやつです。
人間の首を見ていただいたらわかるとおり、喉の構造からして 下へいくほど太く広くなっていますから、喉も下に下げたほうがラクなんです。
ですから、喉を詰めずに歌う方法は、まずは喉を下げる、ということなんですね。そのコツは腹筋です。
へその下、指三本分下あたり『丹田』といわれるところを外にぐーーんと出して声を出そうとすると、喉は非常に下がりやすくなって、すごくリラックスできます。
それが上手にできるようになると、自由自在とまではいかなくてもいろんな声が出しやすくなります。
緊張度の少ない声ですから。
つまり、リラックスすると声のコントロールがしやすくなる、というこです。