耳の働きと声の関係 No.1 なぜ音痴になるのか?
声を出すのは喉さえあれば、また空気をちゃんと外に出すことさえできれば誰でも出せるわけです。
ところが誰かは音痴であるけれども、誰かは歌が上手である、というようなとき、では実際に音痴とはどういうことなのか、どこが悪いと音痴になるのか、というと、それはやはり耳がものをいいます。
耳が良くないと、いくら声を出すためのほかの器官の状態が良くても、正しい良い音を出すことができない。
正しい良い音を出すためにはまず、
○音が上手に聴こえる
○上手に耳を使って音を聴きに行く
という2つのことが必要になってきます。
今日のセミナーでは前半に、耳はどんなふうにして音を聴いているのか、どんなふうにして聞こえているのか、ということを詳しくお話しします。
そして後半、残りの半分では、耳をどのように使いこなして、その音の1番ポイントになるいい部分を引っぱってきて再生し、それを音楽的、発声的なパフォーマンスに変えてゆくのかということをお話しします。