自分の舞台を観客に伝える方法 No4.お客様はいつも1人だけ!
舞台に立っていて、様々な年齢のお客さんひとりひとりの顔が見えてしまうといったいどこに焦点をあわせていいのかわからなくなってしまうけれど、そんなときでも、目の前のお客さんはたくさんいても1人だけ! と思って、誰に対しても自分の思うところのことを同じように最初から最後までブレずにやれたら1人のお客さんとして全員の満足度は上がります。
もし、ステージ上で視線の合う人がいたら、その人に向かって一生懸命やるのもいい。
1人の相手に伝わる表現ができたら全体にも伝わる、というのが舞台の魔力、
舞台の魔術です。
そして、楽しめない舞台を作らないための具体的な方法としては、まずは冷静にならないといけない。焦りは禁物です。
十分に練習してなくて歌詞もまともに入ってない、なんていうのは論外ですが、しっかり練習してきたのに舞台で焦ってしまう、ということがあるとしたら、その焦りの原因は「欲」があるからです。