声に良い飲みもの食べもの、悪いもの。3.飲水は常温がベスト!

次はお湯です。
こういう寒い季節に温かいお茶を飲むと身体が温まってほっこりしますが、でもあんまり熱いお茶を頻繁に飲んでると、下咽頭喉がんや食道がんになりやすくなります。
食道がんはお酒をたくさん飲む人がなりやすいんですが、お酒をたいして飲まない女性でも食道がんが多いのは、奈良や和歌山です。
それは何故か?
茶がゆ、っていうのがあって、あっついお茶をかけてお茶漬けをつくるんですね。
その熱いお茶漬けをハアハアいいながら食べていると、ちょっとずつですが食道が火傷をして、それを繰り返すうちに食道がんになるんです。

・・・ということは、適度に温かいお湯はいいけれど、熱いお湯はだめ、ということです。

そして1番いいのは常温の水です。
これが身体に1番いい飲みものです。

では逆に悪いものはといったら、カフェイン飲料です。
カフェインは強力な利尿剤なので、たくさん飲むと脱水症状になって喉によくありません。
カフェインの適量はせいぜい1日にトータルで3~4杯です。
1日に10杯以上カフェイン飲料を飲まないとやってられないという人は、脱水症状を超えてもうカフェイン中毒です。

お茶でいいのは、番茶、ほうじ茶、こぶ茶です。
麦茶は身体を冷やす、生姜紅茶も何杯も飲むと温め効果よりカフェインの悪い点が気になるので、生姜ミントティーのように生姜とハーブティーがあわさったものがいい。
ただミントというのも効果がいろいろあって、清涼効果だけじゃなくて消炎効果があるので喉に良い反面、乾かしもします。
ハッカという漢方薬の性質として、乾かしもするし冷やしもするので、喉がはれぼったいときにはいいんですが、ふだんからミントばっかりとるのは喉を乾かすので良くないです。

そうするとミントガムはどうかというと、やっぱりそればっかりだと良くないです。
それよりは、キシリトールの酸っぱ系の酸味の強いガム、実はこれが喉を守る人のお菓子としてはベストです!