「大きな声で歌いたい」4.声帯が腫れているときは
60過ぎて声帯が痩せてきて声が出にくくなった人がプッシング法をマメに大体3ヶ月くらいやると、声帯にかなり筋肉がつきます。
これが声帯が痩せてきた人の発声法。
次は、声帯が腫れている人の発声法です。
まず声帯が腫れてもなんにもいいことないから煙草はやめましょう。
それから晩ごはんを寝る前に短時間でガンガンたくさん食べる、お酒も飲みながら。と、よく噛まないでそういうことしてるとお腹に胃酸が残っちゃうから、それで横になって寝ると胃酸がちょっとづつ上の方まで上がってくるんですよ。
ごはんをよく噛んでるといっても、統計を取ると日本人でよく噛んでると答えた人でもひと口9回くらい、噛んでない人はといったら7回から8回くらいなんです。実際のところは7回も10回も大した違いじゃない、そんなの噛んだうちに入りません。
では何回噛めばいいかといったら、ひと口30回です!
これをしっかりやっていただくといいことは唾液が出ることです。
唾というのは魔法の液体です。
唾の中に入っている酵素とか、それからパロチンなんていうホルモンは、他の胃液や膵液、胆汁、腸液なんかに入っていない素晴らしい酵素とホルモンが入っている。これに発がん性物質を漬けると、信じられないことに発がん性のあるものがなくなってしまう。
だからよーくモグモグモグモグと噛んでいる人には大腸がんとか、胃がんは少なくなります。
そういう意味で、よくごはんを噛んで食べている人はまず消化器系も元気になるし、さらにありがたいことに脳の満腹中枢が信号を送ってくれて、いままで100食べてたものが70から50くらいですむようになるんです。
そしたら確実にダイエットになるじゃないですか。
・・・というわけで唾液というのはたくさんの効果効能を持った身体から自然に出てくるお薬なんです。
だから喉が腫れてるとき、喉の調子が悪いな、というときにはいつも以上によく噛む、ということが大切です。