「人前であがらずに喋って、歌うために」5.緊張して声が上ずる時の対処法

次は、もうひとつの声が上ずるときの対処法です。

家で犬や猫を飼ったことのある人だったらわかってもらえると思うんですが、よく犬や猫って甘噛みをしますよね。
甘噛み。
ガブリっとほんとに噛むんじゃなくて、軽く歯を立てる感じ。
まさにあの感じで発声してみるんです。

まずは何もせずに「あ」って言ってください。
次に「あいうえお」と言ってみましょう。

そのときもしも声が上ずっていたとしたら、どうしたら声が上ずらなくなるかというと、「あ」をいうときに、こんな感じで、顎に力を入れます。ますは何もしないで言ってみます。
次に指を軽く噛む感じで、ちょうどリンゴを齧るときみたいなイメージで「あ」と言ってみます。
ちょっと、かるーく噛んでる感じ。
これを喋るときにやるとどういうことになるかというと、緊張して声が上ずっているときに1回1回軽く噛むように発音すると、喉が落ち着くんですね。
緊張してビビる音がちょっとマシになります。

そんなふうに緊張して肩や喉に力が入っているのを入らないようにする。
それから顎に力を入れてキュっと噛むように発声することで声がビビらないようにする。
それだけも喋りやすくなったり、人前で歌う不安がちょっとマシになったりします。

* 以下、参加者との質疑応答。