歌って癒せる音楽療法 No2.痴呆症や失語症に
一般的に音楽療法はどんなときに行われるかというと、たとえば痴呆老人や、脳梗塞や脳血管障害などで話しにくくなっている人を改善するために行うことがあります。
左の側頭葉には言語野といって言葉を司るところがあります。
ここに問題があると言葉が出てこなくなったり会話ができなくなったりするのですが、音楽を感じるところは言語野とは別の場所、右脳側にあります。
その右脳を子どものころ聞いたことがある歌を歌わせたり聴かせたりして音楽で刺激してあげることで古い記憶をよみがえらせたり、歌詞によって言葉を思いださせたり、会話能力を向上させたりすることができます。