年のせいで歌えない? 3.60歳からの声帯の筋トレと食事
では60歳を過ぎるとどうなるのかというと、喉はさらに痩せてきて乾いてきます。
そうなると声帯にもちょっとシワが入って、隙間ができたりします。
声帯にちょっと隙間ができただけでも「あー」と声をだすと以前よりかすれたようになります。
そういうときどうしたらいいかというと、女性だったらさっき話した当帰芍薬散とか女神散を使うのもいいです。
男性なら、男女ともに使える麦門冬湯がいいです。
そういった口の中がしっとりする系のお薬をつかう。
それから唾液をだすための『パロチン』なんていうのもあります。
そこまでやってお口の中をしっとりさせてあげると、ちょっとくらいの声帯の隙間ならなんとかカヴァーすることができます。
ところがそれくらいでなんとかなればいいのですが、声帯にいっぱい隙間ができてしまったときにはどうしたらいいか?
そういうときには声帯にグッと力を入れないとだめです。
そこで身体の筋トレ、スクワットとか踵上げ運動なんかだったらよくわかるけれど、声帯の筋トレってどうしたらいいの? ということになりますが、あります。
それは『プッシング法』です。
これにはいろんなやり方があります。
いろんな方法があるので、いくつか実際にやってみせますね。