「人前であがらずに喋って、歌うために」2.まず最初に大きな声を出せ!

たとえば人前で話すのが初めてで、練習もあまりしていない、もうわけがわかんなくなりそう!
といったようなときに一番いいのは、まず最初に大きな声を出すことです。

大きな声をだす。
それは別になんでもいいんです。
昔、いかりや長介さんがステージに出て来るときやってたみたいに「オーッス!」とやってもいい。大きな声でみんなに呼びかけることで気持ちが落ち着くんです、逆に。
ですから大勢のみんなの前で歌を歌うとき、ダンスのパフォーマンスをするようなとき、わ、なんだか緊張するなってところではまず「こんにちわ~!」とか「みんな元気ー?」とか大きな声を出す。
忌野清志郎さんはいつも「みんな、愛し合ってるかーい?」って言ってました。
そんなふうに大きな声で何かを言ってしまうのが一番ラクになれる【リラックスできる)方法です。

ただ大きな声を出すだけだったら、きっちり歌わなきゃいけない、きっちりMCをしなくちゃいけない、というのと違って、緊張しないで誰にでもできそうじゃないですか?
ちょっとみんなでやってみましょう♪

まず自分から大きな声を出して聴衆を自分の味方につける、ということが一番大切です。
聴衆とつながること。
同時に大きな声をだして自分の中にある恥ずかしさを吹き飛ばしちゃうのがいいと思います。
ですから、いつも自分がステージの上に出て行ったら必ず最初に言う決まり文句というか、キメ台詞みたいなのを考えておくのもいいかもしれませんね。
決まり文句の便利さというのは、その人のキャラクターを作ってくれるのと同時に、まだ緊張が解けない最初に自分が聴衆の中に入っていきやすくもしてくれます。
そんなわけで最初の挨拶はとても大切です。