「リズムと気持ち!」5.ヒューマンビートボックスをやってみよう♪

りん:今日はビートボックスのひとつ、いちばん簡単なのをみなさんにお教えしようと思います。
声で出すと「チ、チ、チ、チ」っていう、これを有声音っていって、声を出すと「チ、チ、チ、チ」だけど、これを声を出さない無声音でやるとこんな感じ。
これでいちどさっきのをやってみます。

Dr.松永:はい、やりましょうやりましょう。

りん:次もういっこ難しいのお伝えするので、まずは簡単なのから。いってみましょう。
・・・・・・・・・・
OK!
次にバスドラの音、ドラムでいうと真ん中にある大きいバスドラの音、あれを出すときはヴォッ!ヴォッ!ってやってるんですね。
これは唇と唇の破裂音なんですけど、たとえていうと、あんまりやっちゃいけないことなんですけど、アメとかガムを口からボッ!っと吐きだすみたいな感じ。口のかたちは『ボ』のかたち、でも『ボ』にこだわらずに、さっきいったアメとかガムを吐き捨てるみたいにボッ!っとやってみてください。OK?
じゃあ、回しますよ!
次は『ボッチッ!』、できますか? いってみましょう。
オッケイ~♪
で、こんどはすごい難しいんですけど、スネアドラムの音。
上顎の、ペコっと凹むところあるじゃないですか、その凹むところのちょっと手前のところにベロの先を引っ付けます。
この、引っ付けると、口の横サイドが開きますよね?
このサイドの開いたところに思いきり息を吸って『カーッ』っと出す。オッケイ―?
じゃ、これでいきますよ。

で、それを組み合わせて『ポッツ!キャッ!ツ』とやります。
これカタカナで書くと、ポツ・キャツ・ポツ・キャツね、これを息吐いてツと言って、吸ってキャで、もう一回吐いてツ・・・
オーケイ? わたしから行きますね。

これで一応ひとつのリズムをお伝えしたんですけど、これを続けてやると「ポツキャツ!ポツキャツ!」ってなるんですね。
で、これができてくると、「ポツツツキャッ!ツツポツツキャッ!
ツツ」みたいな感じで、組み合わせればもうどんなふうにもなるので、もしよかったらおうちで練習していただけたらと思うのと、あとやっぱり人はリズムも大事ですけど、吸って吐いて吸って吐いてっていう呼吸で成立しているので、それをこのボイスパーカッションの息を調える、ってことをすると身体の中もぽかぽかしてきて温かくなったりするので、わたしは勝手に身体にもいいかな、と思っています。

自分の身体の中からは、そういういろんな声も使ったりリズムも使ったり、口で奏でたり手を叩いたり、どんなことでもリズムが出るので、使ってもらってもっといろいろなことに活用していただけたら、もっとワクワクする人生に変わっていくんじゃないかな、と思っています。

松永:ありがとうございます。
今日のワークショップで1番にわかっていただけたらうれしいなということは、リズムというものはほんとに奥深いんですね。
で、たぶん、逆に言うと、さっきりん先生がおっしゃったように朝起きてからベッドを抜け出して顔洗って歯を磨いて・・・というのをぜんぶリズムに置き買えたらどうなるのか、自分のいまやっていることを全部リズムに置き換えるっていう方法があるんですね。
そういうふうに何かに置き換えると、自分がいま何をやっているか、ということを見つめることができるんです。たとえば悩んでもしかたのないことで悩んでるようなときに1番悩まないでいい方法は自分のやっていることをいちいち声に出して実況放送するんですよ。これをリズムに置き換えてやったりすると、いまの自分が何をやってるのか、ということにフォーカスする、注目するということをやると人間、悩まなくていいようになるんですよ。
『いま』に集中するっていう訓練をする意味では、この自分がいまやってることの実況放送をリズムに置き買えたら悩まなくていい、ハッピーライフが送れるっていう、そんな方法です。

っていう風に、自分の中にあるリズム、リズムでどういうふうに人生を生きぬいて行こうか、ってそんなこともできるので、また家でいろんな風に楽しんでいただければなと思います。