「その時の心に響く声の出し方」2.ミラーニューロンを使って場を作る。
人前に出たときは、
1.まず場を自覚する。
2.そのとき自分ができてないこと、足りないものにフォーカスする
のではなく、まず自信のあることにコミットメントして場を作る。
よく自信を持ってね! といわれますが、ちょっと違います。
自信を持つために何をするか?
ということを考えるほうが大事です。
それには自分の自信のあることから始める。
自信といっても失敗する自信じゃありませんよ、成功する自信です。
と同時に今日のイベントがどっちの方向に向かっているか、ということをよく考えなきゃいけません。
それがちゃんとうまいくことを知れるような自信の持ち方です。
どういう風にそう思ったらいいかといったら、それはもうイメージの世界です。
よくイメージトレーニングっていいますよね?
いいことしか考えない。
その『いいこと』というのは、その場にマッチしたテーマのことですよ。
例えばいまここが『ハッピーな曲をやってみんなでハッピーになる!』
という場だったら、みんなのハッピーさについて考える。
私がいまここでハッピーなパフォーマンスをするとしたら、バーッとこの場を隅から隅まで見渡して、1番ハッピーそうな人の顔をじっと見て、この子ハッピーにしてそうだな! と思ったらなんだかこっちもうれしい、ハッピー♪ になるわけですね。
その場にもしハッピーな人が全然いなかったらもう作り笑いでもなんでもいいから自分1人で無理やりハッピーにやるしかない。
でも1人の人が本気でその場で幸福感を感じられたら、それを見ている人たちもなんとはなしに幸福感を感じられるようになります。
それが人間の中に入っている『ミラーニューロン』っていう、神経の働きなんですね。
しっかりした心の動きはというのは、必ずお客さまに伝わります。
人は楽しそうな人を見ていると自分も楽しくなってくる、それはお客さん1人1人に伝わって、いつしか全員に伝わります。
けれども、そのパフォーマンスが中途半端な幸福感だったらやっぱり中途半端にしか伝わらない。
みんなの前でパフォーマンスしているあいだは本当に真剣にハッピーにならないといけません。