リズムってなんだろう? Part.2 3.自分の拍子は何拍子?

さて、ここからは本題です。

日本人が得意なリズムに2拍子というのがあります。
音頭とかマーチなんかがそれです。
レゲエとかスカ、なんていう中南米のリズム、これも2拍子です。

2拍子は躍動感があったり、原始的だったり、前に前に行けるようなリズムです。
では、4分の4拍子はといったら、たとえば荒城の月なんかがそれです。
じゃあ、8分の8はといったら、エルビス・プレスリーとか。
もっと早くて16拍子なんてのもある。

では自分の拍子は何拍子? と思うわけですが、それは人によって国民性、生まれ育った土地、生まれ育った時代、なんかが色濃く影響してくる。

戦争時代に生まれた人たちはどうしても2拍子を聞いて育っているから、好き嫌いにかかわらず、そのリズムが身体に沁みこんでしまっていたりする。

ヨーロッパに行って小さいお子さんたちを見ていると、フランス人、イタリア人、ジプシーの子ども、それぞれ育った町の音楽、家族の音楽にあった違うリズムを持っていて、それにあった動きをする。

そういうのを見ていると、ほんとうに人間というのは一体いつ、その人のリズムができるのかと非常に興味深いですが、大体は小さいときにできてしまう。
またそれが基本的なところで入ってきてしまうと、それを変えることは難しいです。