母音と子音の発声の違い1.「あいうえお」と「いえあおう」

第20回では『母音と子音の発声ってどう違う?』をテーマに感覚的で、ちょっと専門的な話をしています。

母音、と一口に言ってもたくさんあります。
日本語で使われる母音は5つ、5音ですが、欧米ではもっとたくさんある。
ひとつの母音にふたつの音が重なった二重母音や、長く伸ばす長母音、なんていうのもある。
また逆にアラビア語みたいに母音が少なくてはっきりしない言語もある。
母音がはっきりしないから守備範囲が広く、曖昧で、代わりにそれを補うような子音がいっぱいあったりする。

これらの音にはすべてそれぞれの周波数があり、それぞれの音霊があります。
もっとわかりやすくいえば、音の性格、音の癖のようなもの。
またそれらの音が人にどんなイメージを与え、どのように響くのか。

そしてその母音にさらに色合いをつけるのが子音です。
今日はまず「いえあおう」についてお話しします。