ボイスチェック&ソングチェック♪ Part2.エントリーN0.2 幸せは昔にサヨナラをしたのに②

歌詞には母音と子音がありますが、何を大切にしてほしいかというと言葉の母音なんです。
母音をはっきりさせるほど音が立ってきます。
さあ、ここまでのところでもういちど最初から歌ってみてくれますか?

ほらね、それだけでピッチがしっかりするし、声のボリュームは出てくる、透明感も出てくるで、だいぶあなたの要望になってきたんじゃないですか?

ですから、ひとつめにまず丹田に力を入れる~
でもカチカチに固めないで外にほわぁ~んと内側から太鼓が広がってるみたいにそして肩は上げない、唇はしっかり動かして母音を作るようにする、それだけで喉によけいな力は入らず、ひょこひょこ上下に動く喉をしっかり下に置いておくことができる。これがベルカントのやり方のひとつです。

Bさん:しっかり発音しようとすると力が入るような気がしてたんですがそうではないんですね?

Dr.松永:そうではないです。
しっかり口の形を作って発音することで逆に喉には力が入らなくなります。
ただ今度はあまり母音ばかり強く発音しすぎても歌がぶつ切れになってきてしまいますから、ここから先はひとりひとりのセンスですね。