歌って癒せる音楽療法 No8.頭より身体で!!
音楽家のなかにも落ちこむ人はいっぱいいます。
そもそもなぜ歌うか? ということですよね。
絵を描く人でも音楽をやる人でも、表現欲求を持った人というのはそもそも苦しい人が多い。
自分の中に溜まったものを出す方法として音楽に入っていく、という人は多いですが、そういう人は生来、外に出すことでカタルシス=浄化としての表現方法として音楽を選んでいますから、その表現がうまくいかなければそこでまた悩むわけです。
でもそういうとき、頭だけで考えている変なところへ行きます。
音楽療法というのは、まずざっくり2つに分けると、
①聴覚を通じて脳で感じている周波数
②身体の各部分、各臓器そのものが感じている周波数
というので成り立っています。
何も考えずに一心に音を出しているだけでも身体の各部分が反応するわけですから頭で考えるよりも、身体の各部分が踊りだすような、気持ちよくなるような音を出すことが大切。
自分が夢中になって楽しければ、まわりも楽しい。そのいい例が『セロ弾きのゴーシュ』というお話です。