耳の働きと声の関係 No.6 良い耳を育てるには
いい耳を育てるためにはいろんな音を聴く必要がある。
いい音を聴きにいこうとする心があって、初めていい耳が育てられます。
譜面のなかに流れている音が本来持つ音とは、きっとこうであろうと自分のできるかぎりの想像力を使って、まずは聴きにいってみる。
そして、それを自分なりに理解したら、曲のなかで最も自分に響くところをできるだけ美しく、自分の身体を使って表現(再生)してみる。
その両方をやって初めていい音が聴けて歌えるようになる。
それには自分に聴こえる骨導音だけでなく、他人に聴こえている自分の声、気導音も気にする必要がある。
常に自分の声は録音して聴くようにしてください。
音を聴きにいって理解し、再生し、さらにそれを聴いてブラッシュアップする。
それを繰り返すことでどんどん耳は良くなり、音の質も高くなっていきます。