「神様に歌うということ」3.神さまとは? みんな神の子。
一緒に歌うということは、多様性のあるエネルギーのひとつになるということです。
もし5人で歌っているとしたら、1人の人はそこにいる4人それぞれの人に気を配り、つまり1人の人で4通りの心の動きがあるわけです。
それが5人いたら4×5で、5人で歌うということは実はそこに20通りの心の動き、コミュニケーションの多様性が生まれるわけなんです。
その20がうまくいったときにはじめて、たったひとつの、すごい作品になるわけです。オンリーワンです。
5人でこれですよ、10人だったらどうなります?
だからそんな風に『一緒に歌う』というのは、多様性のあるエネルギーのひとつになるということ、それでそのひとつがすごく輝く、そのことの嬉しさ面白さ楽しさです。
さあ、これだけでも楽しいのに、一緒に歌うときに相手を神さまにして歌いましょう、という話です。
それで、ここでちょっとだけエクスキューズしておきますと、私がここで話していることをもし、いろんな宗教団体の人や、いろんな神さまを信じてらっしゃる方が見て「松永はなんて恐ろしいことをいってるんだなんて馬鹿なことをいってるんだ」と思われるようなことがあるかもしれませんが、もしそう思った方たちとお会いする機会があった際には私はそういう方たちとお話しすることをけして厭いませんので、ぜひ一緒にお話ししたり考えたりできれば嬉しいと思います。
それを先にお伝えしておきます。
さて、神さま。
いろんな言い方があります。
神さまとか、something great。何かしら偉大なもの。
私たち日本人だったら、八百万の神さま。
私がこれから話そうと思うのは、いちおう日本人が一般的に感じている
八百万の神さまの概念にもとづいてのお話だと思ってくださっていいです。
神さまという、そのすごい存在。
神さまと私たちは全然ちがうのか?
では、私たちは誰がつくられたんでしょう?
医学をやっていますと、それがすごくよくわかります。
要するに男性の精子と女性の卵子がひとつに合体して、それがまたひとつの生命体になって赤ちゃんになる、という、言葉でいうのは簡単でも、こんなことなかなか起きませんよ。
これだけ人口減少問題、少子化がどうのこうの言われて、なんで男性と女性が結婚してもすぐに子供ができないのか、これは昔からあった話です。
でもいまほど子供がつくりにくい時代はない。何故か。
そのナンバー1、1番の理由はなんだと思いますか?