「腹式呼吸の秘密、その3!」4.医学的腹式呼吸、実践編!

はい、じゃこんどわたしがひとりずつ見させてもらいます。
はい、マーマーマーマーマーマーって。

マーマーマーマーマーマーマーマー

すごいなぁ、ピッチが wwww
だから安定してへんねんな!

はい。どん!と出して、そう。やってください。

マーマーマーマーマーマーマーマー

はい。それでね、マーマーマーマーってやったときに背中のほうに力がいってるんで、
どんと出すでしょ。
マーマーマーマーマー、ずーっとこっちへせりだしてくる感じでマーマーマーマーマって
やってください。はい。

マーマーマーマーマー

オッケー!
いいっすねー

はい、どうぞ。

マーマーマー

あ! ここはね、腰がちょっとカタイ、力入りすぎてるから、もうラクラク、
ゆるゆるにしてねー
で、はい、どうぞー

マーマー

もっと張り出しましょう! どーんと!
そうそうそう・・・・
これがね、ガッ!じゃないの。ぷわんぷわんで張り出してー。ぷわんぷわん。
こんな感じ。触って。
これがガッ!って、がっちんがっちん。
武道なんかのときの力の入れ方。
そうじゃなくて、ぷわーん、ですわ。

はい。
こんな感じでめいっぱい張って~
で、こっちには空気入れない。
ここで入れる感じ。はい。
そうそうそうそう。どうぞ。

マーマーマーマーマー

そうそう。
そうすると、ここの緊張がなくなって、こっちに力入るとこっちが開くからさ、
響きようなったの、わかる?
しょっちゅうやってるとできるようになるんですよ。

はい、じゃあ、ちょっとやってみましょうか?
まずこれ、わたしの指押し返して。
どーんと。
はい、そうですー
もうちょっとしっかり押し返しましょう。
それで押し返しながら、マーってやってみて。

マーマーマー

でね、こんときに、ちょっとここ触ってください。
極単にいうと、マーマーマーマーマーくらいの意識で。
これやるとまた喉がぶらんぶらんするから、マーマーマーマーマーくらいの感じでね。
いいですよ、はーい・・・

マーマーマーマーマー

ほい。
じゃあねえ、肩をめいっぱい上げてどん! 上げてどん!(と下ろす)
ゆるゆるゆるゆる・・・・・・・
はい、それで、ここらへんもゆるゆるにしといて、それでお腹だしてー
あー、ちょtっと待ってね。
はい。ぽーんと張ってくださーい。
はい。それでどうぞ。

マーマーマーマーマー

はい。
ありがとう。
これ、すっごいいろんな筋肉使ってるんです。ほんとに。
お腹ひとつと言ってもここだけの筋肉じゃなくて、ほんとに肋間筋っていう肋骨まわりの
筋肉も使ってるし、、お腹もいろんな腹筋、腹筋いっても1個ちゃうんですね。
縦横斜めみたいに入ってたりするから、それがまた三層になったり横から入ってきたりでね。
それがちょっとずつ微妙な動きするんです。

はい、おへそはどこですか?
じゃあ、ここですね。
はい、どうぞー
もうちょっと出す。先に出す。
もっと出して。
それでまずは軽く「マー」からいきましょう。

マーーーー

はい、オッケー。
ま! って言って。

ま!

「ま」のね、MAのAってあるでしょ?
あいうえおの「あ」ですね。
ここに意識を置いて、むうあ! って言って。

むうあ!

そう。むうあ!
それを短くして「んーま!」

んーま!

んまあー!

んまあー

は、それを指を押しながら「まあー」

まあー

そ。それでゆっくり、マーマーマーマーマーtってやりましょう。
は、どーぞ。

マーマーマーマーマー

はい、もっとお腹だすー
そう!

マーマーマーマーマー

はい。で、こんどはもうちょいここらへんをゆるゆるゆる~
どーんと上げてストン。どーんと上げてストン。
ゆるゆるゆるゆる・・・・・・
はーい、どうぞ。

マーマーマーマーマー

はい、オッケーです。

これはね、すごい短時間で、わたしはラッシュラッシュでがんばれがんばれ!ってやるから
ついつい力入るねんけど、こんどは、それ基本形なんですけど、ここまでできたら次はラクに
やるのが必要なんです。
ラクに。

まず肩をラクにするのも必要やけど、お腹あたりもこれもラクにしていただく必要があるんですね。
そうするとさっきのはまずみんなにわかってもらうためにパッツンパッツンに外に張ってえ!って
やってましたけれども、ちょっとバランスとってラクな、少しぷわんぷわんするくらいで

マーマーマーマーマー

くらいでいけるんですね。

これをグッと張りすぎると、またここに力も入るから、そこまでやらずに
ほんとにここ(お腹)だけで、こっち(上半身)はゆるゆるにしといて、

マーマーマーマーマー

ってやってても、まだここらへんに力が残ってるの。
だからそれを、張りはするんやけどゆったりと、ほんとにガッツンガツンにならんと
ぽわんぽわんしてる。
ちょっとゆとりのある柔らかさで、ほわっと張ってあげると、

マーマーマーマーマー

って、ラクでやわらかくってやさしくて、っていう声が出しやすくなります。
これが基本です。
まず、基本、丹田と横隔膜を外には出すんやけれども、あとは張りすぎずに、どのあたりに
自分で意識を持って支えってのを持ってくるか。
っていうので、腹式呼吸の応用ゆうのがすごく効くってことなんです。
でもこれをまずマスターするには、このおへその下をぎゅっと出すいうのがしっかり出せへんと
あかんいうことなんです。

ならもういっぺん、あなたやってみよう。
ほい。これ外にぐーんと出す。
はい。えーとね、ぐっと腰を前に出すんじゃなくて、もうお腹の力だけでキュって。。。
ちょっと触って。
はさむんじゃなくてお腹を突っついて。
お腹をぐーんと出す。
こうじゃないで。こう。

はい。ぎゅーんて出して。
そ。軽くぽん!って。
そう。それでマーマーマーってやって。

マー

こっちに力はいってるよう。
はい。どうぞ。

マーマーマーマーマーマーマー

そう。
その一番高く上がったときにこそ、お腹をもっとぐーんと出すの。
はい、どうぞ~

マーマーマーマーマーマーマー

そんときにね、ここ持って。
ついつい、マーマーマー・・・って腰から出してんねんな。
だからそれをあくまでもぐんてお腹だけで、マーマーマーマーって。ぐっと。
マーマーマーマーってやるように、お腹でのコントロールが欲しいところやねん。
はい、ありがとう。

このおへそと、そのちょい下の丹田と、ここを緩やかに外に出す、それでバランスをとる、
っていうのだけで、これかなり腹式呼吸が自分のものにできるんですね。
だけれども、じゃ、ここだけがすべてなのかといったら、今日はそこに『その3!』として
いろんなところに実は意識を乗っけていただくと、また声質を変えていけることができますよ
っていうのを言いました。
で、これは、かならずここじゃないとだめ、なのではないんです。
もうこれはわたしがこの医学的腹式呼吸っていって、この話を7、8年してきたんですけども、
もう松永先生が言ってたからもう丹田とここだけが基本や!
それ以外のところに変な力を入れるのは間違いや!
ってなことをありがたく言ってくださる人もいるんですけど、
それはそうじゃないんです。

基本はここです。
基本は丹田で、おへそのちょい下。
性器の少し上。
ここを外に出すことなんですけれども、
これの後は、っていうと、ちょっと上のところにあっても、もうちょっと上のところにあっても
さらいパンクで喉でがなろうってのであればこっちのほうでやるのも
けして間違いじゃないんです。
ただそれをずーっとやりつづけたら喉は傷つきやすくなるから、
やっぱりできるだけお腹をゆるくして、外のほうにぽわんと張って、
上を向ぅーいて~♪ ってやっていただいたらいいんですけどもね。
はい。

そうそう、もう一個いうとかな!
ほんとに歌うときはそこまで(お腹に)力入れる必要ないですからね。
それはもう歌う本番になったらそういうのぜんぶ忘れていただいて、自分がいちばんラクに
気持ちよく歌える感じでいいんです。

まあ、これが今日みなさんにお伝えしたかった『医学的腹式呼吸その3!』。
ほんとの腹式呼吸の、声の支えを中心にとらまえた秘密です。
基本は、これさえやっていただいたら喉を悪くすることなく
どんどんみなさんお上手になることできますので、
これからもがんばってください。

はい。
ありがとうございました。